2012.05.31 のニュース
石油資源開発テラン・ガス田で生産開始
インドネシアのカンゲアン鉱区で石油資源開発および三菱商事がそれぞれ25%出資するインドネシア共和国エネルギー・メガ・プラタマ社の100%子会社のカングアン・エナジー・インドネシア社は、東ジャワ海上カンゲアン鉱区のテラン・ガス田で、26日から商業生産を開始した。
テラン・ガス田は、バリ島北方90KMの海域(水深90M)に位置し、テラン・シラスン・バトゥールの3つのガス田の集合体であるTSBガス田の一部。
カンゲアン・エナジー・インドネシア社は、テラン・ガス田の開発作業に2010年1月より着手し、以降2年半の短期間で、海洋ガス田開発では世界的にも数少ないFPU(洋上生産設備)の建造、水平坑による生産井5坑の掘削・仕上げ、および海底生産施設の設置などを完了した。このガス田からは、ピーク時日産3億立方フィート(年産約225万トン、原油換算で日産約5万バーレル)の天然ガスをインドネシア国内に販売する計画であり、これは日本国内の天然ガスの総生産日量に匹敵する数量である。