2012.06.04 のニュース
WTI続落87.82ドル
30日のWTI7月限は前日の90.76ドル/バーレルより続落し、終値は2.94ドル値下がりの87.82ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が88.14ドル、9月限が88.45ドル、10月限が88.71ドル、11月限が88.92ドル、12月限が89.14ドル、1月限が89.35ドルで取引を終えた。
スペイン大手銀行バンキアの救済について、スペイン政府の資金訓達が疑問視され、不透明感が強まった。そのような不安のなか、損失リスクを嫌う投資家が原油売りの動きを速めた。
一時、通常取引終了後の時間外で87.27ドルまで下げ、昨年10月24日以来、約7ヵ月ぶりの安値を付けた。
また、外国為替市場では、ユーロ安・ドル高が止まらず、欧州金融市場の混乱が世界景気の重しとなれば、原油の需要が停滞するとの懸念が売り材料となった。