2012.06.06 のニュース
WTI続落83.23ドル
1日のWTI7月限は前日の86.53ドル/バーレルより続落し、終値は3.30ドル値下がりの83.23ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が83.56ドル、9月限が83.89ドル、10月限が84.20ドル、11月限が84.46ドル、12月限が84.71ドル、1月限が84.95ドルで取引を終えた。
なお、WTIの5月平均は、前月の103.35ドルより8.63ドル値下がりして、94.72ドルとなった。
5月の雇用統計では失業率が上昇し、非農業部門の雇用者数の増加が市場予想より大幅下回った。また、ユーロ圏や中国、世界全体の5月の製造業購買担当者景気指数も悪化を示した。
これを受けて、世界景気の先行き不透明感が増大し、原油の需給が落ち込むとの懸念から売りが優勢となり、一時は82.29ドルと昨年10月7日以来、約8ヵ月ぶりの安値まで下落した。
さらに、外国為替市場では、欧州の金融不安を背景にして、ユーロが下落し、世界各国の株式相場も下落、下押しの材料となった。