2012.06.13 のニュース
WTI続落84.10ドル
8日のWTI7月限は前日の84.82ドル/バーレルより続落し、終値は0.72ドル値下がりの84.10ドルに収まった。
WTIの先物相場は、8月限が84.39ドル、9月限が84.69ドル、10月限が85.03ドル、11月限が85.41ドル、12月限が85.77ドル、1月限が86.10ドルで取引を終えた。
7日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言によって、原油市場では追加金融緩和観測が弱まり、景気回復に向けた原油需要拡大の希望が後退し、売りが続いた。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、相場の重荷となった。
ただ、EUが財政問題に直面しているスペイン政府に対していずれ支援するとの見方が広がり、これを受けて株式相場が上げ幅を拡大し、原油相場もやや持ち直した。