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ＷＴＩ反発８４．９６ドル

　２９日のＷＴＩ８月限は前日の７７．６９ドル／バーレルより反発し、終値は７．２７ドル値上がりの８４．９６ドルに乗せてきた。
　ＷＴＩの先物相場は、９月限が８５．３７ドル、１０月限が８５．７６ドル、１１月限が８６．２１ドル、１２月が８６．６７ドル、１月限が８７．１３ドル、２月限が８７．５６ドルで取引を終えた。
　なお、６月のＷＴＩ平均価格は、前月比１２．３１ドル安の８２．４１ドルとなった。
　ユーロ圏首脳は２９日、域内で経営不振に陥っている銀行を救済する取り組みで合意した。
　これを受けて、欧州債務問題に対する懸念が後退し、投資家が運用リスクを取りやすくなり買いが先行し、昨年２月以来、約１年４ヵ月ぶりの上昇幅となった。
　また、外国為替市場でドルがユーロに対して大幅に下落したため、ドル建てで取引される原油先物に割安感が生じた面もあり、短期的な戻りを期待した買いも入りやすく、上値が伸びた。