日刊ニュース

2012.07.10 のニュース

ガソリン仕切 1.9~2.1円値上げ 3月以来の値上げ局面に ~末端転嫁は138円を目標に~

 原油価格はこのところの急騰で、WTIが87ドル/バーレル、ブレントが99ドル、中東産が97ドルヘと上昇している。
 国内のガソリン市況は、先物が61円~62円と前週に比べて2円程度の値上がりとなったため、仕切価格も7日から1円90銭~2円10銭の値上がりとなり、販売業者は、これをユーザー転嫁に取り組むことになる。
 そのため、街道沿いのSSは、ボトム価格135円に3円程度を加算することになる。また、仕切価格が平均128円で推移しており、これにマージンを10円加算すれば、138円相場となる。
 ただ、4月以降の連続値下がりによって、安値地区では127円~129円と130円割れとなっており、当面は周辺の様子見も予想される。
 原油価格の動向は常に流動的であるため、末端市況対策への取り組みが難しいところであるが、久しぶりの仕切価格の値上がりによって、販売業者は価格競争を止めて、値上げに取り組むことになってきた。 

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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