2012.07.17 のニュース
ガソリン減販続くも、需給は安定 好天気に転じれば増販も
ガソリンの業転市況は、海上(バージ)、陸上(ローリー)とも115円/L程度で推移しており、需給は安定している。各製油所の定期修理が終了するため、元売の市中買いが減少しており、これから夏本番での増販が期待されている。
6月~7月にかけて天候不順が続き、ガソリン販売減となったため、各社とも減産で対応している。石連調査のガソリン在庫が216万KL程度で推移しており、通常ベースとなっている。数量目体は供給増ではないが減販となっているため、市呪が低迷している。
7日からの仕切価格が2円程度の値上げとなったため、末端市況は値上がりをみせているが、周辺SSの動向を様子見の地域もある。
現在、東京工業品取引所の先物市況は60円~61円/Lで推移しており、業転市況との価格差は是正されている。
例年7月~8月は増販となるため、その時期での値上げは難しいが、仕切価格の値上げが続けば、ユーザー転嫁が本格化するとみられる。
これから夏休みに入り、旧盆にかけては、全国各地で車利用が増大する。好天気と猛暑となれば、ますます増販が期待できる。