2012.07.17 のニュース
WTI反発85.81ドル 石油在庫統計で原油在庫が大幅減
11日のWTI8月限は前日の83.91ドル/バーレルより反発し、終値は1.90ドル値上がりの85.81ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、9月限が86.19ドル、10月限が86.56ドル、11月限が87.02ドル、12月が87.54ドル、1月限が88.02ドル、2月限が88.39ドル/で取引を終えた。
石油在庫統計の発表によると、原油在庫が前週に比べると、市場予想より大幅の減少となったことで、市場の需給緩和への警戒感が弱まり、買いが優勢となった。
また、前日は大幅な下落となったため、持ち高を中立に戻す目的の買いもあった。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、追加緩和に積極的な委員が予想より少なかった。
そのため、追加金融緩和を実施しなければ景気回復が遅れ、長期的に原油需要が伸び悩むとの観測が広まり、取引終了間際には上げ幅を縮小する場面があった。