2010.06.23 のニュース
WTI反発77.18ドル 中東産は下げ76ドル台
18日のWTI7月限は反発して77.18ドル/バーレルとなり、再び77ドル台となった。16日に77.67ドルまで値上がりしていたが、17日には値下がりして76.79ドルとなっていた。わずか1日で77ドル台まで逆戻りとなっている。
中国人民銀行の金融政策委員が、同国の経済成長率が下半期に鈍化するとの見解を示したことから、今後の石油需要に対する懸念が拡がり、時間外の原油市場は売りが優勢に推移し、一時75ドル台後半まで下落した。
しかし、立会い開始以降は、欧州の財政不安問題が落ち着きをみせていることを好感し、小幅上昇した米国株式市場に連動した買いが入り、また、堅調に推移するユーロ(対ドル)も相場をサポートした。
なお、中東産原油の8月限は小幅な値下がりで76ドル台へ、ブレントの7月限も小幅な値下がりで77ドル台となっている。