2012.07.27 のニュース
WTI反発88.50ドル 安値圏での短期的な戻り期待
24日のWTI9月限は前日の88.14ドル/バーレルより反発し、終値は0.36ドル値上がりの88.50ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、10月限が88.79ドル、11月限が89.08ドル、12月限が89.43ドル、1月限が89.79ドル、2月限が90.06ドル、3月限が90.26ドルで取引を終えた。
欧州債務不安の再燃を背景にして、前日の相場が大幅な下落となったため、短期的な戻りを期待した買いが先行した。
また、中国の7月の製造業関連の経済指標が改善されたことが好材料となり、さらに、25日発表のエネルギー省の週間石油在庫統計では、原油在庫が減少するとの観測も相場を支えた。
ただ、欧州債務問題が深刻化して、世界経済が一眼と減速するとの警戒感は根強く残っており、原油心売りが優勢となる場面もあった。