2012.07.31 のニュース
WTI続伸89.39ドル 欧州懸念後退で3日続伸
26日のWTI9月限は前日の88.97ドル/バーレルより続伸し、終値は0.42ドル値上がりの89.39ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、10月限が89.67ドル、11月限が90.00ドル、12月限が90.39ドル、1月限が90.78ドル、2月限が91.07ドル、3月限が91.27ドルで取引を終えた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、「ユーロを守るためにあらゆる手段をとる用意がある」と述べたことが伝わると、ECBが欧州の金融システムの機能を維持強化するた
めに、積極的な対策を講じるとの期待感が相場全体を支配した。
これにより一株式相場が大幅に上昇すると、投資家が運用リスクごとりやすくなったため、原油に買いを入れた。
さらに、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、小幅ながら上伸した。