日刊ニュース

2012.07.31 のニュース

ガソリン仕切は据え置き ボトム138円を維持へ ~安値地区は底上げ~

 ガソリン市況は、7日からの仕切価格2円値上げを受け、販売業者はユーザー転嫁に取り組み、首都圏のSSでは10日頃にボトム価格を138円に乗せてきた。
 安値地区では130円割れの地区も残っているが、底上げされて136円~138円相場となってきた。
 ただ、その後に仕切価格が値下がりしたため、末端市況は急落する地区も発生し、値動きが大幅な上げ下げとなり、混迷した。
 みずほ総合研究所の週動向調査(17日)では140円となり、前週に比べて1円の値上がりにとどまり、その後、横ばいの状況となっている。
 一方、原油価格は小幅な上昇が続いており、為替は78円/ドルの円高で推移している。そのため、コストは小幅な値上がりが見込まれる。
 国内のガソリン販売は夏場商戦のヤマ場に入っているため、販売業者はこのところの連日の好天によって増販を期待しているが、下落を防止して市況を維持することで精一杯である。
 実際、ガソリン市況が130円台であるため、ユーザーは高値感を持つ水準ではないため、現行相場を維持して、マージン確保を優先すべきである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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