2012.08.01 のニュース
WTI続伸90.13ドル GDP好調で景気減速懸念一服
27日のWTI9月限は前日の89.39ドル/バーレルより続伸し、終値は0.74ドル値上がりの90.13ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、10月限が90.42ドル、11月限が90.79ドル、12月限が91.23ドル、1月が91.65ドル、2月限が91.96ドル、3月限が92.16ドルで取引を終えた。
フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相が27日、欧州債務問題について電話協議し、「ユーロ圏を守るためにあらゆる措置を取る」ことで合意した。
また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が国情購入などについて、ECB高官と協議しているとも伝わり、債務問題克服に向けた動きが活発化しているとの見方が相場を支配した。
さらに、4月~6月期の実質国内総生産(GDP)速報によると、市場予想以上に増加したことが発表された。これを受け、景気が急減速するとの警戒感が一気に薄れ、原油買いが優勢となった。