日刊ニュース

2012.08.03 のニュース

ガソリン8月商戦入り 猛暑、旧盆で増販期待 ~市況維持でマージン確保~

 ガソリンの仕切価格は、7月28日からは据え置きとなったため、当面は市況維持が目標となる。今後の原油価格の見通しは難しいが、6月末から値上がりに転じており、その後は安定して推移、足元はWTIが99ドル/バーレル前後、ドバイは100ドル程度で安定して推移している。先物、業転市況も大きな変化もなく、そのため仕切価格も、当面は据え置きが見込まれている。
 首都圏の末端市況も街道沿いのボトム価格は135円~136円で維持されている。7月で市況立直しが浸透、その後は市況が維持されている。一時は下落も心配されたが、8月入りとなり、これから本格的な旧盆商戦に入るため、マージン確保を狙うことになる。市況を維持しながら、猛暑での増販を期待している。
 街道沿いSSでは、8月入りで旧盆商戦のヤマ場を迎えるため増販・増益を狙う。4月以降の連続した市況下落で、販売業者は利益を吐き出しており、それを回収する機会とみている。
 元売の4月~6月決算は、原油価格の急落による在庫評価損の発生と、先取り値下げで市況が下落したため赤字となっていることから、黒字転換を狙って市況立て直しに動く。そのため需給がタイトになり、環境が整備されることになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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