日刊ニュース

2012.08.06 のニュース

ガソリン需給は安定 末端市況も横ばい推移 ~先物、業転が同水準に~

 元売のガソリン出荷は猛暑を機に増加している。現在、原油価格が安定しているため、先物、業転市況は横ばいで推移しており、末端市況は140円/L相場の横ばいとなっている。
 販売の方は大きな伸びを期待せず、前年並みで良しとすべきであり、販売業者サイドも安値で増販を目論むことは自粛している。
 販売業者は4月以降の連日の値下がりで、これまでのマージンを吐き出し減益が続いたため、適正マージン確保の方針転換を図っている。
 元売サイドは需給適正化に努めており、前年比でみると、実質的には減産で臨んでいる。元売の4月~6月の業績では、原油価格急落に連動して、大幅に悪化したため、7月~9月での挽回を期している。現在、元売各社が減産で足並みが揃い、業転玉の出回りが少なくなっているため、ここで販売数量が回復すれば需給が安定する。
 販売業者は原油価格の動向と、元売の出方をみて、市況維持に取り組む方向にある。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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