2012.08.29 のニュース
WTI続落96.15ドル 週末要因で利益確定売りに押される
24日のWTI10月限は前日の96.27ドル/バーレルより小幅に続落し、終値は0.12ドル値下がりの96.15ドルに収まった。
WTIの先物相場は、11月限が96.45ドル、12月限が96.79ドル、1月限が97.20ドル、2月限が97.49ドル、3月限が97.63ドル、4月限が97.58ドルで取引を終えた。
欧米政府の金融当局が追加金融緩和に踏み切れば、資金が原油市場に流入するとの観測を背景にして、原油は上昇基調にあったが、3ヵ月半ぶりの高値圏にあるため、週末前に利益確定や持ち高調整を目的とした売りが優勢となった。
ただ、石油生産が停滞し、供給が減るとの警戒感から原油の買いが優勢となる場面も多少あった。
さらに、カリブ海を西に移動中の熱帯低気圧「アイザック」が、今後ハリケーンに勢力を拡大して、27日頃にも石油施設の集中するメキシコ湾岸に進むとの予報が出ているため、今後の相場に影響を及ぼすことになりそうだ。