2012.09.04 のニュース
WTI続落94.62ドル 一時93.95ドル、2週間ぶりの安値
30日のWTI10月限は前日の95.49ドル/バーレルより続落し、終値は0.87ドル値がりの94.62ドルに収まった。
WTIの先物相場は、11月限が94.96ドル、12月限が95.31ドル、1月限が95.76ドル、2月限が96.14ドル、3月限が96.40ドル、4月限が96.51ドルで取引を終えた。
ハリケーン「アイザック」は熱帯低気圧となり、石油関連施設の多いメキシコ湾岸を通過し北へ向かった。影響のあった施設の操業が早期に回復するとの観測から、需給逼迫懸念が和らぎ、原油売りが優勢となった。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇し、ドル建てで取引される原油に割高感心生じ、売りを誘った。さらに、株式相場の下落で投資家が運用リスクをとりにくくなり、価格変動の大きい原油を手放した面も出た。
そのため、一時は93.95ドルまで下落し、16日以来2週間ぶりの安値をつけたが、後半少し戻した。