2012.09.13 のニュース
WTI続伸96.54ドル 追加緩和期待も、中国懸念で上値抑える
10日のWTI10月限は前週末の96.42ドル/バーレルより小幅に続伸し、終値は0.12ドル値上がりの96.54ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、11月限が96.88ドル、12月限が97.21ドル、1月限が97.67ドル、2月限が98.12ドル、3月限が98.46ドル、4月限が98.65ドルで取引を終えた。
前週末発表の8月の雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が12日~13日に開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まってきた。
そのため、追加金融緩和が実施されれば、景気の盛上げ効果により原油需要が増えるとの期待が高まり、買いが相場を後押しした。
ただ、中国景気の鈍化を示す経済指標が足元で相次いで発表されており、これまで中国は経済発展に伴い、原油を大量消費した経緯があるだけに、投資家心理の負担となり、上値は抑えられた。