日刊ニュース

2012.09.24 のニュース

原油価格が急落へ 先物 ガソリンは2円程下げ ~今後の市況対策にも影響~

 原油価格の急落により、今後の国内市況の動向が注目される。みずほ総合研究所の週動向調査(18日)によると、ガソリンの全国平均価格は148円70銭/Lで50銭の小幅上げとなった。
 これは、15日~17日の連休商戦を意識して、販売業者が市況維持に努めたことになるが、原油価格が急落したことから今後の対応が難しくなってきた。
 9月に入って、ガソリン販売が伸び悩んでおり、自動車販売はエコカー減税効果で増販となっているが、省燃費車が対象となっているため、ガソリンの増販には繋がっていない。
 現在、その減税財源が減少しており、経済産業省は毎日エコカー減税の残額を公表しているが、まもなく打ち切りとなりそうだ。
 この結果、今後の自動車販売が激減するか否かは予測できないが、各自動車メーカーでは打ち切り後も減税分の割引キャンペーンを実施する方針である。
 ガソリンは、長期的にみて減販が続くとの見通しであるため、販売業者は減販を見込んで、今後採算販売に取り組むことが重要となる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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