2012.09.27 のニュース
WTI反落91.93ドル 欧州問題、独仏の食い違いで警戒感
24日のWTI11月限は前日の92.89ドル/バーレルより反落し、終値は0.96ドル値下がりの91.93ドルに収まった。
WTIの先物相場は、12月限が92.25ドル、1月限が92.62ドル、2月限が93.00ドル、3月限が93.30ドル、4月限が93.49ドル、5月限が93.59ドルで取引を終えた。
ドイツIFO経済研究所発表の9月の企業景況感指数が5ヵ月連続で低下し、市場予想を下回った。
これを受けて、欧州の景気が一段と減速すれば、原油需要が減退し、欧州経済が減速するとの警戒感が強まり、原油売りが優勢となった。
また。ドイツのメルケル首相の欧州の銀行監督の一元化について急ぐべきでないとの情報が伝わると、早期開始を主張するフランスのオランド大統領の主張と食い違いが生じ、このまま行けば欧州債務問題が深刻化するとの警戒感が広まった。
さらに、投資家が損失リスクを避けるため、価格変動の大きい原油を手放す場面もあった。