2012.10.02 のニュース
WTI反発91.85ドル 中東情勢緊迫で買い優勢
27日のWTI11月限は前日の89.98ドル/バーレルより反発し、終値は1.87ドル値上がりの91.85ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、12月限が92.21ドル、1月限が92.64ドル、2月限が93.05ドル、3月限が93.37ドル、4月限が93.58ドル、5月限が93.70ドルで取引を終えた。
イスラエルのネタニヤフ首相は27日、国連総会演説でイランの核開発問題について、「国際社会は明確なレッドラインを示すべきだ」と訴え、次第によっては軍事行動も辞さないとの発言が伝わった。この中東情勢の一層の緊迫化を背景にして、原油需給の逼迫観念が高まり、買いが優勢となった。
また、今週、中国の金融当局が公開市場操作を通じて、大量の資金供給を実施したため、原油市場に余剰一金が流人するとの観測もあって、原油買いを誘った。