2012.10.16 のニュース
セルフSS各県で減少傾向 増加するも、新設減少で頭打ち
セルフSS数は6月末時点で8635ヵ所となり、4月~6月では前期の1月~3月より39ヵ所の増加となっている。
現在、フルサービスSS数は毎年1500ヵ所程度の減少を辿っており、セルフSSも頭打ちとなり、増加数が減ってきている。一時は、セルフが10000力所に達するのではとの見方もあったが、ガソリン需要が減少傾向を強めてきたこともあって、新設が減少してきた。
セルフ新設の殆どが元売の社有となっており、新設による投資効果を考慮すれば、慎重にならざるを得ない。結局、営業を開始しても採算割れのケースが多いからだ。
一方、SSが大幅減少して過疎化問題が発生している。現在、消防法により老朽化した地下タンクの利強が義務付けられており、補助金制度を利用してまでSS経営を続けていくとなると、今後、赤字経営がみえており、このあたりで廃業するSSが増加している。来年は、一段と減少傾向を強めることになる。