日刊ニュース

2012.10.31 のニュース

WTI続伸86.28ドル ハリケーン上陸で供給懸念から買い

 26日のWTI12月限は前日の86.05ドル/バーレルより小幅に続伸し、終値は0.23ドル値上がりの86.28ドルに乗せてきた。
 WTIの先物相場は、 1月限が86.80ドル、2月限が87.34ドル、3月限が87.87ドル、4月限が88.31ドル、5月限が88.68ドル、6月限が88.96ドルで取引を終えた。
 東部時間26日午後時点でカリブ海のバハマ諸島近辺で勢力を保っているハリケーン「サンディ」が、来週前半にかけて東海岸を北上するとの気象予報が出た。
 これを受けて、東海岸北部にある石油精製施設が操業休止となり、それに伴い、ガソリン供給に支障が生じるとの懸念が一斉に広まり、原油にも買いが波及した。
 また、スペインの7月~9月期の失業率が発表され、データが公表された1976年以降で最悪の数字となった。そのため、欧州景気の減速化により原油需要が減少するとの見方から売りが出て、小幅な上伸となった。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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