日刊ニュース

2012.11.12 のニュース

原油価格が大幅変動 業者、11月市況対策に苦慮 ~灯油相場づくりにも影響~

 原油価格は大幅な変動をみせており、市況対策が難しくなっている。
 WTIが、6日に3ドル上昇して88ドル/バーレル台となったが、7日には4ドル下落して84ドル台になった。
 6日のアメリカ大統領選挙でオバマ大統領が再選されたが、上院、下院のねじれ現象、「財政の崖」への対応などにより、株価が急落したこともあり、原油価格も連助して下落となった。
 その結果、東京工業品取引所のガソリン先物は7日に値上がりしたが、8日には値下がりとなっている。
 ガソリン市況は10月に入って値下がり傾向となっており、みずほ総合研究所週動向調査(5日)では、全国平均価格(四捨五入値)が147円となり、10月初めの149円に比べると2円の値下がりとなっている。だが、実勢ベースでは、さらに値下がりしている可能性がある。
 今回の原油価格の大幅な変動に連動して、先物、業転市況の値動きも大きく変動しており、そのため末端市況の相場づくりが困難になってきている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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