2012.11.19 のニュース
WTI反発86.32ドル 中東の政情不安で原油供給難の思惑
14日のWTI12月限は前日の85.38ドル/バーレルより反発し、終値は0.94ドル値上がりの86.32ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、1月限が86.75ドル、2月限が87.31ドル、3月限が87.90ドル、4月限が88.47ドル、5月限が88.94ドル、6月限が89.33ドルで取引を終えた。
10月の小売売上高が発表され、4カ月ぶりに前月比を下回った。これを受けて景気の回復ベースが鈍化すれば原油需要が伸び悩むとの憶測から、朝方は売りの場面が目立った。
その後、中東情勢において、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ市中心部をミサイル攻撃したとの情報が伝わると、政情不安が周辺の産油国に飛び火して、原油生産や輸送に悪影響を及ぼすことが懸念され、中東地域の原油供給が滞るのではないかとの思惑から買いが入った。