日刊ニュース

2012.11.21 のニュース

ガソリン下落傾向も 灯油仕切は値上げへ ~原油は上昇、為替円安に転じる~

 ガソリンの仕切価格は連続値下げとなった。17日から約1円/Lの値下げとなったため、末端市況の値下がりが懸念されている。仕切価格は10月から値下げが続いており、これと連動して末端市況も値下がりとなっている。
 原油価格は、アメリカの大統領選挙後に値下がりし、その後、安定して推移していたが、イスラエルとガザ自治区のハマスの軍事衝突により、地政学リスクが高まり値上がりしてきた。WTIは86ドル~87ドル/バーレルへと値上がりしている。為替も79円/ドルから81円へと円安に転じており、コスト増の傾向をみせている。
 地政学リスクにより、さらに原油価格が値上がりすると様相は急変する。今週末には仕切価格が値上げに転じることも予想されているため、ここは末端市況を値下げせず、市況を維持して状況を見守るべきである。
 特に灯油は仕切価格が値上げとなってきたため、販売業者もシーズン入りを機に市況の立直しが必要となってきた。そのため、すでに、相場づくりの段階に入っている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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