2012.11.21 のニュース
WTI反発86.67ドル 中東情勢緊迫で原油需給逼迫の思惑
16日のWTI12月限は前日の85.45ドル/バーレルより反発し、終値は1.22ドル値上がりの86.67ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、1月限が86.92ドル、2月限が87.47ドル、3月限が88.04ドル、4月限が88.57ドル、5月限が89.01ドル、6月限が89.36ドルで取引を終えた。
イスラエル軍とパレスチナーガザ自治区のイスラム系武装組織ハマスとの間で軍事衝突が続いている。
エジプト首相が16日ガザを訪問したと伝わり、政情不安が周辺の産油国に広がるとの危機感が増大した。
中東情勢の緊迫した事態が長期化すると、同地域からの原油供給が滞るとの見方が広まり、需給が逼迫するとの思惑より、買いが一段と優勢になった。
また、12月物はこの日が取引の最終日となるため、限月の乗り換えに絡んだ買い戻しもあった。