2012.11.27 のニュース
ガソリン仕切2.5円上げ 12月商戦目前に苦戦 ~市況下落で厳しい状況~
ガソリン市況は10月1日より連続して値下がりしている。みずほ総合研究所の週動向調査(19日)では、全国平均価格(参考値)が145円70銭/Lとなり、前週に比べると50銭の値下がりとなり、宮崎県を除く全国46力所で値下がりとなった。
四捨五入値では146円の横ばいとなっているが、10月初めの149円より3円の値下がりとなり、市況実勢価格では4円~5円の値下がりとなっている。
このまま12月商戦に入れば、さらに下落が進むのではと懸念されそうだが、今回の仕切価格の値上げによって、様相が変わることになる。
10月以降下落が続いているが、ここにきて一気に2円50銭程度の値上げとなったため、まず、市況の下落傾向に歯止めをかけることが先決となり、その後、ユーザー転嫁に取り組むが、販売業者の足並みが揃うかが注目される。
市況対策は、原油価格の動向、中東情勢やアメリカ、世界の景気動向に大きく左右されるため、見通しが難しいが、下落傾向にひとまず終止符を打ちたい。