2012.12.05 のニュース
WTI続伸88.91ドル
30日のWTI1月限は前日の88.07ドルより続伸し、終値は0.84ドル値上がりの88.91ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、2月限が89.49ドル、3月限が90.13ドル、4月限が90.68ドル、5月限が91.12ドル、6月限が91.43ドル、7月限が91.63ドルで取引を終えた。
「財政の崖」回避に向けた議論を見極めたいとの雰囲気が根強く残っていたが、月末のため売りに傾いた持ち高を中立方向に戻す目的の買いが優勢となった。
また、シカゴ附買部協会発表の11月の景気指数が50.4となり、前月より0.5ポイント上昇し、景況判断の分かれ目である50を3ヵ月ぶりに上回り、市場予想(50
程度)よりも僅かに上回っていた。これを受け、先行きに対する懸念が後退し、原油需要増への期待感が高まり、買いの好材料ともなった。
ただ、朝方発表の10月の個人消費支出が前月比0.2%減となり、市場予想に反して減少していた。これにより、消費環境が厳しいとの見方から、売りが一時増した場面もあった。