2012.12.12 のニュース
ガソリン在庫は200万KL割れ 灯油次第で需給も締まる
石連週報(1日)によると、ガソリン在庫は201万KLとなり、前週に比べると6万KL減となり、200万KL割れ寸前となった。
例年、12月は低在庫となり需給はタイトとなるが、増販ともなるため、さらに、在庫は減少する。昨年12月の在庫は200万KLを割っており、同水準となるとみられる。
今後、灯油、ガソリンは需要期となるため、各石油会社は増産体制となるが、ガソリン販売は前年を大幅に上回ることがないようである。
それゆえ、年末年始の帰省、休暇によるユーザーのクルマ利用次第となるが、それでも、特別需要増には至らないようである。
需給面では、寒波襲来により灯油が増販となれば在庫が減少し、ガソリン需給にも影響してくる。灯油を増産(得率アップ)すれば、ガソリンの生産を多少抑えることになり、ガソリンがタイトとなる公算も出ている。