日刊ニュース

2012.12.13 のニュース

WTI続落85・56ドル 5日続落、伊首相辞職の意向に警戎感

10日のWTI1月限は前週末の85・93ドル/バーレルより小幅に続落し、終値は0・37㌦下がりの85・56㌦に収まった。
WTIの先物相場は、2月限が86・10㌦3月限が86・73㌦、4月限が87・34㌦、5月限が87・91㌦、6月限が88・35㌦、7月限が88・64㌦で取引を終えた。
イタリアの財政再建の鍵を握るモンティ首相が年内予定の2013年度予算成立後に辞職する意向を示したことにより、イタリアが政局混迷に陥り、欧州債務問題が再燃するとの懸念が広まり、投資家は運用リスクを避けるため、値動きの激しい原油を手放した。
そのため、一時85・33㌦まで下落し、11月16日以来約1ヵ月ぶりの安値を付けた場面もあった。
ただ、世界経済の牽引役である中国の11月の工業生産が発表され、前年同月比で大幅な改善となっていた。これを受けて、中国景気が回復すれば原油需要が増大するとみた買いが入り、少し戻した。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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