2012.12.19 のニュース
WTI反発86・73ドル 米中経済指標の改善を好感
14日のWTI1月限は前日の85・89㌦/バーレルがより反発し、終値は0・84㌦値上がりの86・73㌦に乗せてきた。
WTIの先物相場は、2月限が87・25㌦、3月限が87・82㌦、4月限が88・39㌦、5月限が88・93㌦、6月限が89・33㌦、7月限が89・60㌦で取引を終えた。
朝方、11月の鉱工業生産指数が発表され、市場予想以上に改善されていた。また、英HSBCが発表した12月の中国購買担当者景気指数(PMI)も1ヵ月連続で好不況判断の目安となる「50」を上回っていた。
これらを受けて、投資家の景況感が一気に高まり、原油需要が増大するとの期待感から買いが先行した。
ただ、相変わらず「財政の崖」を巡る与野党間の協議が難航しており、その影響で運用リスクの大きい原油を敬遠する動きもあり、上値は重たかった。