2013.01.08 のニュース
WTI反落92.92ドル 高値圏での利益確定売り
3日のWTI2月限は前日の93.12ドル/バーレルより小幅に反落し、終値は0.20ドル値下がりの92.92ドルに収まった。
WTIの先物相場は、3月限が93.34ドル、4月限が93.76ドル、5月限が94.12ドル、6月限が94.39ドル、7月限が94.55ドル、8月限が94.56ドルで取引を終えた。
最近の相場上昇による利益確定を目的とした売りや、4日発表の12月の雇用統計
を前に持ち高を調整する目的の売りが優勢となった。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売りの要因となった。
さらに「財政の崖」問題がようやく回避されることになったが、2日成立の関連法案は歳出削減などの先送り色が強い内容となっており、今後の与野党閥協識の難航が予測され、先行きを懸念する助きが大半を占め、そのため、投資家は運用リスクを回避する目的で原油か手放した面もあった。