2013.01.15 のニュース
灯油、冷え込みが続き好調 今後の天候を見ながらヤマ場に
灯油は増販となっているため、低在庫で推移している。厳しい冷え込みが続いており、1月も増販が見込まれている。
灯油のシーズンは2月末までとみられ、これからヤマ場を迎えることになる。3月に入ると、在庫調整時期となるため、天候をみながらの販売対応となるからである。
灯油が供給不足とみて輸入で対応したところもあるが、輸入した時点での国内市況がどの水準を維持しているか見極めが難しい。近年は原油価格のほかに、為替の動向が重要視されているため、コスト変動が複雑化している。
一方、灯油の末端市況は需給タイトを背景にして、値上がり傾向にあるため、今後大きく変動することはないようである。
ただ、シーズン終了寸前に急落することになれば波乱も予想されるが、販売減となって供給増を避けるためには、各社製油所の処理計画が重要となる。