2013.01.22 のニュース
ガソリン転嫁が浸透 首都圏ボトム150円台乗せる ~灯油高で押し上げる~
首都圏の販売業者のガソリン価格へのユーザー転嫁が活発化してきた。
12月から1月にかけて仕切価格は累計で5円の値上げとなったため、連休明けの15日から、販売業者は足並みを揃えて本格的なユーザー転嫁に取り組むこととなった。ただ、12月からの値上げ分に対して殆どが未達の状態となっている。
みずほ総合研安所の週動向調査(15日)では全国平均価格が150円/Lとなり、前週に比べると1円の値上がりとなっているが、12日からの仕切価格2円程度の値上げ分の取り組みが遅れているため、次週の調査(21日)でも値上がりが見込まれている。
首都圏のボトム価格は16日頃から150円台に乗せている。この結果、これまで145円~147円の価格が一気に値上がりしたことになる。
このところ、販売業者のマージンが減少を続けていたため、今回のユーザー転嫁によってこれまでのマイナスを幾分か取り戻すことになる。