日刊ニュース

2013.01.31 のニュース

為替は円安、原油高に コスト増加に転じる ~ガソリン150円相場を維持~

 為替が円安に転じ、コスト増となったことで、仕切価格が値上げとなり、ガソリン末端市況が150円/L相場となってきたが、ここにきて一服状態となっている。
 実際、ガソリンの150円相場は確実に浸透しており、現在、次の段階を待っての様子見の状況下にある。
 ただ、140円割れの量販店(セルフ)が出て、大きな価格差が生じていることから、今後の状況判断が難しい。
 一時、仕切価格がさらなる値上げとなれば、153円相場を目論む販売業者の動きがあったが、26日からの仕切価格が横ばい、もしくは小幅な値下げとなったことから、市況維持の方針
に変わった。そのため、今後の原油価格や為替の動向が注目される。
 一方、灯油は寒波襲来により増販となっているが、例年2月に入ると、在庫調整、市況調整の動きが出てくる。
 灯油在庫(19日)は216万KL、前週比6万KL減、前年比36万KL減の低水準となっているため、これまで高値となっている値動きの動向がますます注目される。
 今後、冷え込みが続けば供給不足も懸念されるが、仮に輸入で対応しても、日本到着時の国内市況が下落していると逆ザヤとなるため、国内生産玉で対応することになる。
 需給には先行きの値動きが大きく関係してくるため、売り時の判断が難しくなる。

提供元:全国石油商業組合連合会
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