2013.02.04 のニュース
WTI続伸97.94ドル 一時98.24ドル、約4ヶ月半ぶり高値
30日のWTI3月限は前日の97.57ドル/バーレルより小幅に続伸し、終値は0.37ドル値上がりの97.94ドルに乗せてきた。
WTIの先物相場は、4月限が98.38ドル、5月限が98.77ドル、6月限が99.06ドル、7月限が99.18ドル、8月限が99.03ドル、9月限が98.70ドルで取引を終えた。
午前中、エネルギー省が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は市場予想以上に増加していた。
また、午後2時、連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明が発表され、「ここ数カ月間の経済成長は足踏み状態である」との慎重な景気観測が示された。
市場では、これらの報告を受けても予想の範囲内で大きな変更はないとして相場の反応は限られた。
ただ、中東・北アフリカの政情不安が原油供給に悪影響を及ぼすとの懸念が高まり、また、外国為替市場でドルがユーロに対し下落したため。ドル建てで取引される原油に割安感が生じ、これらの要因が買いを膨らませた。
そのため、一時98.24ドルまで上昇し、昨年9月17日以来、約4ヵ月半ぶりの高値を付けた場面もあった。