日刊ニュース

2013.02.15 のニュース

連続値上げの見通し ガソリン160円相場に近づく ~円安、原油高で推移~

 ガソリン末端市況は160円/L相場に接近しつつある。
 昨年3月末から4月にかけて、全国平均価格が158円(東京は160円)まで値上がりし、トリガー条項が発動される状況となったが、当時の民主党政権は凍結を決め、今日に及んでいる。
 仮に、160円になっても、ガソリン税金分を引き下げることはないとみるが、今後のガソリン価格の値上がりが注目を集めている。
 足元は155円相場が浸透していることもあって、今後、円安の進行と原油価格が値上がりすれば、一気に160円超の見通しも出てきた。
 業界では、ガソリン価格が150円を超えると、ユーザーの買い控えが強まるとの見方がある一方、高値となっても、節約本同はユーザーの一部分であるとの楽観的な意見も出ている。
 現在、省燃費車の増加により、家計に占めるガソリン代は軽減しており大幅な出費とならず、クルマは必需品であるとの概念がガソリン高の状況を吸収するものとみられる。そのため、ガソリン高が社会的問題に発展することはないとみる。
 一方、灯油は100円/Lを超えて高値となっているが、シーズン終了が近づいていることもあり、高値に対する消費者の反発はみられない。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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