2013.02.21 のニュース
先物ガソリン、灯油が同値に 円安値上げ、ガソリンに加算
ガソリンの仕切価格が連続して値上げとなっており、東京商品取引所の先物は、ガソリン、灯油が79円~80円/Lと同値となってきた。
円安による仕切価格の値上げであるが、ガソリンの上げ幅が大きく、シーズン終了間際の灯油は小幅となっている。そのため『灯油高のガソリン安』の冬場特有の価格体系から「ガソリン高」の体系へと移行しつつある。先物では、4月限がすでにガソリン82円、
灯油が79円と、価格が逆転している。
今冬は冷え込みが厳しく、そのため灯油販売は好調であるが、すでにピークを過ぎてぃるとの見方から灯油の値上げは抑えられており、その分ガソリンが値上げとなる。このように、今後は季節要因によってガソリン高へと移行するため、末端のガソリン市況も値上がりが予想される。
現在、首都圏のSSではボトム155円を目標にユーザー転嫁に取り組んでいるが、為替がさらに円安進行となれば160円相場が現実的となってくる。