2013.02.26 のニュース
WTI続落92.84ドル 一時92.63ドル、約一ヶ月半ぶり安値
21日よりWTIは4月限。前日の95.22ドル/バーレルより続落し、終値は2.38ドル値下がりの92.84ドルに収まった。
WTIの先物相場は、5月限が93.27ドル、6月限が93.65ドル、7月限が93.95ドル、8月限が94.09ドル、9月限が94.07ドル、10月限が93.93ドルで取引を終えた。
エネルギー省の週間石油在庫統計が発表されると、原油在庫が市場予想以上に増加していた。これを受けて、需給緩和を意識した売りが先行した。
また、連邦準備理事会(FRB)が発表した1月29~30日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨によると、将来の量的金融緩和の解除を示唆しているとのことも下落の要因となった。
さらに、欧米株式相場(下落により、投資家が運用リスクを避けるため換金売りを出した。
また外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、売り局面となった。
そのため、一時92.63ドルまで下落し、1月7日以来約1ヵ月半ぶりの安値を付けた場面もあった。