2013.02.28 のニュース
原油小幅下げ、為替も円高に 石油製品先物は下落傾向に
原油価格はWTIが93ドル/バーレルへ、中東産が109ドルへと下落し、為替が91円/ドルと円高に転じてきた。そのため、東京商品取引所の先物市況はガソリンが79円/L、灯油が76円へと値下がりしてきた。
原油価格(WTI)の下落はアメリカの株価下落の連動によるものだが、為替は流動的であるため、予想は依然として難しい。ただ、円安に歯止めがかかるか否かは、今後の値動き次第となる。
ガソリンの仕切価格は据え置きとなっているため、末端市況は155円/L相場で維持されている。灯油は2月下旬となっても、強い寒気団に日本列島が覆われ増販となっているが、シーズン終了が近いことから、仕切価格は値下げとなっている。
これから、「ガソリン高の灯油安」の価格体系に移行し、ガソリン販売が重点となるが、このところの市況値上がりによって、ユーザーの高値意識から、大幅な販売減少が懸念されている。