2013.02.28 のニュース
WTI反落93.11ドル ドル上昇で割高感から売り
25日のWTI4月限は前週末の93.13ドル/バーレルより小幅に反落し、終値は0.02ドル値下がりの93.11ドルに収まった。
WTIの先物相場は、5月限が93.53ドル、6月限が93.93ドル、7月限が94.24ドル、8月限が94.37ドル、9月限が94.37ドル、10月限が94.27ドルで取引を終えた。
HSBC(英系金融機関)が発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値が4ヵ月ぶりに低水準にまで落ち込んでいた。これを受けて、中国経済の伸びが鈍化すれば原油需要が減少するとの警戒感から売りが優勢となった。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これが売りの要因にもなった。
さらに、株式相場の下落に伴い投資家が迎用リスクを回避する目的で、価格変動の大きい原油を手放した。
そのため、時間外取引では92.07ドルと1月4日以来、約1ヵ月半ぶりの安値を付
けた場面もあった。