2013.03.05 のニュース
WTI反落92.05ドル GDP予想下回り原油需要に懸念
28日のWTI4月限は前日の92.76ドル/バーレルより反落し、終値は0.71ドル値下がりの92.05ドルに収まった。
WTIの先物相場は、5月限が92.46ドル、6月限が92.84ドル、7月限が93.11ドル、8月限が93.23ドル、9月限が93.20ドル、10月限が93.03ドルで取引を終えた。
朝方、2012年10月~12月期の実質国内総生産(GDP)改定値が発表され、前期比年率0.1%増となり、速報値から上方修正されていたが、市場予想0.5%増より下回っていた。これを受けて、原油需要が伸び悩むとの思惑が売りを強めた。
また、外国為替市場でドルがユーロに対して上昇したため、ドル建てで取引される原油に割高感が生じ、これも売りの要因となった。
そのため、時間外取引で、一時91.57ドルと1月4日以来ほぼ2ヵ月ぶりの安値を付けた場面もあった。