日刊ニュース

2013.03.22 のニュース

WTI続伸93・74ドル 景気回復への期待感、根強い

18日のWTI4月限は前週末の93・45㌦/バーレルより続伸し、終値は0・29㌦値上がりの93・74㌦に乗せてきた。
 WTIの先物相場は、5月限が94・11㌦、6月限が94・36㌦、7月限が94・50㌦、8月限が94・44㌦、9月限が94・21㌦、10月限が93・87㌦で取引を終えた。
 前週末、ユーロ圏がキプロスへの金融支援策の条件として、同国銀行預金者から課徴金を徴収するとの措置を発表した。
 これを受けて、欧州金融市場が混乱に陥るとの観測が一時的に強まり、投資家は運用リスクを回避するため価格変動の大きい原油を手放すなど、朝方は売り優勢で推移する場面となった。
 ただ、午後に入ると落ち着きを取り戻し、景気回復への期待感が根強く相場を支配し、今後も原油需要が伸びるとの憶測から買いが先行した。
 また、外国為替市場でドルがユーロに対して下落したため、ドル建て取引の原油に割安感が生じ、これも買いの要因を強めた。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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