日刊ニュース

2013.03.26 のニュース

LSC重価格1年分が決着 1~3月 7万5630円~期中1万円下げも元に戻す~

JX日鉱日石エネルギーは22日、大手需要家との交渉の結果、平成24年度1月~3月のLSC重油価格とHSC重油価格が決着したと発表した。この結果、LSC重油価格(電力向け)は1年分が一括して決着したことになる。平成24年4月~6月が7万5440円/㌔㍑(前期比5050円値上がり)、7月~9月が原油価格の急落のため6万5320円(1万120円値下がり)、その後は為替が円安に転じたため値上がりし、10月~12月が6万7720円(2400円値上がり)、25年1月~3月が7万5630(7910円値上がり)となり、24年4月~6月の水準まで戻したことになる。LSC重油のフォーミュラをみると、経費が530円下げとなったが、合成比率などは前年と変更がなく、原油価格、為替など、そのまま算定されている。一方、HSC重油価格の1月~3月は6万7550円となり、前期比で6150円の値上がりとなった。
HSC重油価格1月~3月は6万7550円/㌔㍑の決着となった。前期比で6150円の値上がり。
 HSC重油は、24年7月~9月が5万7100円、10月~12月が6万1400円と推移し、大幅な値上がり傾向となっている。
 この間の円レートをみると、24年7月~9月が79円09銭、10月~12月が79円48銭、今回の1月~3月が88円81銭と急激な円安となっている。
 CIF価格は、24年7月~9月が5万2670円、10月~12月が5万7102円、今回の1月~3月が6万3848円になり、こちらも値上がり傾同となっている。
 HSC重油価格のコスト変動の内訳をみると、円レートが前期比6650円の値上がり、これは前期より9円/㌦の円安が大きく影響している。ボンドバンカーが500円の値下がり、これらを相殺すると、6150円の値上がりとなる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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