2013.04.09 のニュース
ガソリン仕切価格改定 出光0・8円下げ、昭和シェル1・2円上げ~据え置き、上げ下げが続く~
ガソリン仕切価格は6日から、出光興産が80銭/㍑値下げ、EMGマーケティングが据え置き、昭和シェル石油が1円20銭の値上げ、JX日鉱日石エネルギーが80銭の値上げ(3日から80銭先行値下げのため、実質据え置き)となった。仕切価格が据え置き、もしくは小幅な上げ下げとなり、前週と同様の値動きとなったことから、販売業者は戸惑いをみせている。前週は市況維持に努めたが、今回、仕切価格改定を踏まえて対応に取り組むことになるが、市況はいずれにしても値下がり基調となっている。そのため、末端市況は先行して値下げしている地区が目立っており、今後の市況対策をますます難しくしている。
ガソリン仕切価格は6日から、据え置き、もしくは小幅な上げ下げとなったため、販売業者は困惑している。
前週の仕切価格は今回と同様の値動きであり、販売業者は一応市況維持に努めたが、下落基調が強まる状況に対応が急がれる。
現在、首都圏の安値地区では142円~143円/㍑相場となっている。一般系列SSでは150円台を維持していることから、価格差がますます拡大している。
系列の仕切価格は136円~137円と小幅な値下げとなっているが、業転が130円程度となっているため、6円~7円の価格差が生じている。
今回、業転市況も下落していることもあって、量販店、HCなどでは、さらに安値攻勢をかけているため、市況維持が難しくなってきている。
石油情報センターの週動向調査(1日)では、ガソリン全国平均価格が155円となっているが150円台維持は難しく、実際街道沿いのSSでは147円~148円へと値下がりしている。
一方、原油価格(ドバイ)は105㌦~106㌦/バーレルで推移しているが、為替が日本銀行の金融緩和策によって96円/㌦と円安に転じたため、円建てで値上がりしそうであり、今後の仕切価格は流動的となりそうである。