日刊ニュース

2010.06.24 のニュース

各社 実需に見合う生産対応 稼働率アップで供給増の心配も -ガソリンは需要回復を期待-

石油各社の7月以降の生産対応が注目されている。実需に見合った生産で対応するものとみられるが、需要減少に加え定期修理明けとなるため、フル生産で臨むと供給増が心配されている。最近は設備能力が約480万バーレル/日、実稼動能力は370万バーレル/日で、現在は約100万バーレル/日の設備が停止しており、稼働率では63~64%(生産量は約310万バーレル/日)で推移している。停止を除く実稼働率は83%程度となっている。これから停止中の設備が徐々に立ち上がるため、通常に生産すれば供給増は必至となる。7~8月になればガソリンが夏場の需要期となるため増販となり、燃料油販売は、4~6月に比べると増販となるが、今までは定期修理で需給が比較的タイトで推移していただけに需給バランスの崩れが心配されている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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