2013.04.23 のニュース
石油連盟 安全管理活動情報連絡会を新設 製油所の安全確保策をまとめる
石油連盟は昨年8月、製油所でのトラブルが頻繁に発生している状況を踏まえ、「製油所の安全確保策に関する検討会(議長石油連盟環境安全委員長=昭和シェル石油岡田智典常務執行役員)」を設置した。18日、その検討会での結果をまとめた。
安全確保に関する基本的な考えとして、石連と石連加盟各社は綿密な情報交換を行ないながら、石連は事故事例水平展開活動等により各社の安全確保を支援すること、石連加盟各社は自主保安の考えのもと適切に保安活動を推進することを打ち出している。
具体的な対応策として、①腐食等設備管理対応、②ヒューマンエラー防止、③手順書・マニュアル等整備、④事故情報内容の充実化、⑤ニーズに応じたタイムリーな事故情報説明会、⑥各社の安全管理活動情報の共有化(「安全管理活動情報連絡会」の新設)、などを挙げている。
また、安全・法令遵守では、①経営層と現場の意思疎通、②監査機能の再確認、③第三者的視点の活用等、安全教育では、①若手オペレーターによる手順書見直し、②ベテランオペレーターの技術・知識の活用、③情報整理とインフラ改善等、以上を継続的にフォローアップするよう対策を講じている。