2013.04.26 のニュース
シェールガス革命 供給ソースの多角化を 石炭などは価格下落へ
化石燃料の調達についての審議では、各委員から次の通り意見が述べられた。
「貿易赤字が巨額となっているが、その影響は大きく国力の低下となっていることを国民に広く伝えるべきである」
「これから安価調達を求めることになるが、アメリカからのLNGの輸入開始は早くても2017年となっている」
「シェールガス増産はアメリカ、カナダと限定されているため、積極的に供給ソースを確保すべきである」
「需給多角化を狙ってロシア、豪州などの開発支援に積極的に取り組むべきである。国内でもメタンハイドレートの開発を促進すべきである」
「わが国は消費国として、LNG生産国との関係を強化し、台湾、韓国、インドなどの消費国と協力して、価格交渉力を強めるべきである」
「シェールガス革命による増産とシェールオイルの増産によって、エチレンなどの石化品と石炭が値下がり傾向にあり、よく見定めるべきである」
これらの意見を踏まえた実質的な審議はこれからとなるが、同時に議題となっていた原発政策については、廃炉問題に取り組み、基本的な考え方、処分スケジュールなど論議していく。