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ＷＴＩ反発９６.６２ドル　石油在庫統計を受け、買い優勢

　８日のＷＴＩ6月限は前日の95.62ﾄﾞﾙ／ﾊﾞｰﾚﾙより反発し、終値は1.00ﾄﾞﾙ値上がりの96.62ﾄﾞﾙに乗せてきた。
　ＷＴＩの先物相場は、7月限が96.85ﾄﾞﾙ、8月限が96.77ﾄﾞﾙ、9月限が96.47ﾄﾞﾙ、10月限が96.02ﾄﾞﾙ、11月限が95.50ﾄﾞﾙ、12月限が94.97ﾄﾞﾙで取引を終えた。
　エネルギー省の週間石油在庫統計が発表されると、原油在庫は市場予想ほど増えておらず、ガソリン在庫も予想以上に減っていた。これを受けて、需給緩和状態になっていないとみなされ、買いが先行した。
　また、中国の4月貿易統計では輸出の伸び率が前月より拡大しており、中国景気が勢いを取り戻せば、原油の需要増につながるとの期待感も相俟って相場を押し上げた。